4. プロジェクト基本構想
『プロジェクト基本構想』とは、プロジェクトにおける基本方針と目標を明確に示すものであり、『プロジェクト基本構想』を策定する「プロジェクト基本構想フェーズ」のプロセス、およびアウトプットの成否がプロジェクト全体の成果を決定づけるとさえ言われています。
例えば、地方自治体では、行政運営の指針となる「総合計画」を策定していますが、その中で『基本構想』は、“自治体の将来像や将来目標を明らかにし、まちづくり計画や事業全体のガイドラインを示したもの”と位置付けられています。
この『基本構想』に基づいて、「基本計画」が策定され、更に、基本計画に沿って「実施計画」が策定されており、『基本構想』が「総合計画」の根幹を為していることがわかります。
我々が参画するプロジェクトにおいても、「プロジェクト基本構想フェーズ」はプロジェクトの(達成すべき)目標や(到達すべき)ゴールを定める重要なフェーズと位置付けており、そのアウトプットである『プロジェクト基本構想』は、プロジェクト遂行の過程で、常に立ち戻るべき原点となります。
しかしながら、実際には、この「プロジェクト基本構想フェーズ」において“しっかりと決めておくべきこと”や“準備しておくべきこと”が疎かにされ、迷走するプロジェクトも少なくありません。
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