7月より、クロスフィールドに新たに2名の新入社員が新卒採用として入社しました。通例は新卒採用は４月入社ですが、今回縁がありこのタイミングでの入社となりました。
お集まりいただきありがとうございます。まずは自己紹介をお願いいたします。
清内：清内 航（きようち わたる）です。中央大学大学院法学部法学研究科博士前期課程を修了しました。合衆国の憲法解釈論を、日本国憲法25条(※)を素材に研究を進めていました。具体的には、故Scalia判事の憲法解釈論を中心に合衆国の学説や判例を、日本の判例・学説と比較しておりました。現在も続いている論争もあるため、修士論文をまとめるのに苦労しました。
（※ 生存権の保障）
田村：田村 亮太（たむら りょうた）です。日本大学商学部を卒業しました。大学で簿記や会計の勉強をしているうちに、より専門性を獲得したいと思い、公認会計士試験に向けての勉強をしていました。会計監査のゼミに所属し、不正会計の事例分析やその対策方法について学びました。そのため、監査人の必要性や重要性をより強く実感しました。
お二人とも学問に励んでこられたことがよくわかりました。続いて、コンサルティング業界を志望された理由を教えてください。
清内：率直に言うと、研究テーマがある程度形になりこれ以上の追究に限界を感じたため、就職する判断をしました。コンサルティング業界は、常に学びがあるイメージであり、研究者とも似通った部分があると考えました。
田村：様々な企業や業界を知ることができるという点でコンサルティング業界に惹かれました。先述の通り公認会計士を志望していましたが、コンサルタントという立場であれば、よりクライアントのビジネスに広く関わることができると考えました。知識面でも会計に特化するだけはなく、業界知識やIT知識など幅広い知識を身に付けたいという思いがありました。
続いて、クロスフィールドを選ばれた理由を教えてください。
清内：説明会の際に説明者であったマネジャークラスの社員が仕事を楽しんでいるように感じられ、好印象でした。社員の成長に手厚い支援をしている点も魅力的に感じました。また、専門領域に特化したファームではなく、総合ファームの中でジェネラリスト的に成長したい自らのキャリア志向とマッチしていた点も理由の一つです。
田村：会計に特化したコンサルティングファームも検討していましたが、幅広く知識を身に付けていきたいという思いがあり、クロスフィールドを選択しました。実際に会計領域をベースに活躍の範囲を広げている社員がいることもあり、最適な環境だと考えました。
実際に入社されてみて、入社前のイメージとギャップはありましたか。
清内：概ねイメージ通りでした。仕事を進める上で学ぶべきことが多いですが、上司や先輩にはティーチングとコーチングを使い分けて指導してもらっています。分からないなりに発信した内容を、しっかりと咀嚼してフィードバックしてもらえるため、非常にやりがいを感じています。
田村：想像していたより、会社全体が和やかな印象でした。気さくな社員が多く、親身に接してもらえています。オン/オフをしっかり切り替えて、プライベートを充実されている社員が多いことにも驚きました。
入社後１ヶ月ほどは研修期間でしたが、印象に残っている講義はありましたか。
清内：MicrosoftのAccessについての講義が一番印象的でした。ITやシステムに関する知識があまりなかったため、実際にフォームやクエリを作成することで、システムの構造など基本概念の理解が進みました。
田村：プロジェクト管理の講義が印象的でした。スケジュール管理、課題管理、リスク管理など管理項目が多く、緻密な管理が必要であることがわかりました。コンサルタントは、プロジェクトの全体感を把握し、状況に応じて適切な対応を打つということが必要ということがわかりました。
既にOJTがスタートしていますが、実際にプロジェクトに配属されてみてどうでしたか。
清内：会計システム導入のプロジェクトに配属されました。先輩社員から指示されたタスクをこなしたり、議事録を作成したりしています。院生時代も論文などで文章を書く機会は多かったですが、ビジネス文書独特の部分、例えば曖昧さが許されなかったり、簡潔な表現が求められたりするところは、習熟が必要だと感じています。
先輩社員の様子を見ていると、自分が戦力になれるか不安な気持ちもありますが、前向きに頑張りたいです。
田村：連結予算編成ツール（Excel）を作成/改修するプロジェクトに配属されました。複雑怪奇なデータ集計が行われている仕組みであり、改修要件の反映に苦闘しています。毎日Excel作業に追われるということは入社前には予想していませんでしたが、会計知識が活かせる部分が多々あり、やりがいを感じています。
最後に、今後の意気込みを聞かせてください。
清内：早く一人前のコンサルタントになるということを目指したいです。先輩社員が今の自分に説明/指導してくれていることを、数年後には自分ができるようになるよう努めていきたいです。
田村：直近の目標としては、目の前のタスクを丁寧に行い、着実にスキルを身に付けていきたいです。コンサルタントならではの役回りや仕事の進め方がイメージできていない部分もありますが、活躍の場を広げていきたいです。
お二人とも勤勉かつ実直であり、今後の活躍が楽しみに感じられました。例年ですが、成長意欲の高い新入社員が入社しており、会社全体としても良い相乗効果が生まれているように感じます。
新しいメンバーとともに、引き続きクライアントの皆様に納得いただけるコンサルティングサービスを提供してまいります。