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AIと議事録の親和性

2025.3.25

発展目覚ましいAI技術ですが、最近プロジェクト内で議事録自動作成ツールに触れる機会があったので、私なりに評価してみたいと思います。

 

まずAIが作成した議事録の良さは、「読みやすい」の一言です。
AIならではの言葉・文法の怪しさ、会話前後の若干の飛躍は見られるものの、割と細かいキーワードが拾えていたり、発言のトーンを解析してか、会議内で誰がどの部分を強調したのか明確に書かれていたりと、「どんな会議だったか」の全体感がよく伝わってきました。

 

反面、”議事録”としては非常に「わかりにくい」です。
背景や言外の情報の補完がなく理解度が挙げづらい点や、発言順に囚われない会議目的に準じた体系立った整理がなされていないため、発言の関連性・整合性が読み取りづらい点など、自身が駆け出しの頃に書いてしまっていた”会話録”止まりな印象を受けます。

 

前提から結論までの論理展開として充分な表現かといった観点での所感なので、実のところ、前者の点が補えれば充分だ、という声も多いとは思いますが、理解度の低い会議で議事録の書き手になった際の、方位磁石的な使い方から始めるのが良いかな、と考えます。

 

【投稿担当:K.T.】